人気セミナー講師、主催者になるために、より説得力を与え、ファンを増やすような第一印象とは。

これからセミナー講師や主催者として活動していこうとお考えの方に、本記事では好意的な第一印象の作り方のポイントをお教えします。

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セミナー講師は第一印象が大事おさえるべき3つのポイント

講師や主催者の第一印象が好意的な評価であるほど、受講者は「聴く体制」になり、セミナーの学習意欲が高まります。

では、好意的な印象をつくるための具体的なポイントについて見ていきましょう。

第一印象のテッパン「メラビアンの法則」とは

第一印象を語るときに、テッパンとなっている「メラビアンの法則」。
これは心理学者アルバート・メラビアンが研究し提唱した法則で、相手へ与える印象には3つの要素が次の割合で影響することがわかっています。

1位 視覚情報 55%
2位 聴覚情報 38%
3位 言語情報 7%

この結果から、わたしたちが他人とコミュニケーションをとるうえで1番 重要視しているのは、なんと話の内容よりも見た目や表情やしぐさ(視覚的な情報)、話し方(聴覚的な情報)ということがわかります。会話の内容にこだわる前に、外見の雰囲気を好感触にすることと、耳からはいる声のトーンや話す速さを気にかけた方が良い結果が得られるのです。

視覚55%:人は見た目が1番大事

第一印象が決まる秒数については諸説ありますが、見た目に関して言えば、顔を合わせた瞬間のパッと見の数秒…というより1秒以下で判断されると言っても過言ではありません。

初対面の相手に好印象を与える見た目は「身だしなみ」と「姿勢」、「表情」で作ることができます。
チェックポイントを見ていきましょう。

服装について

  • 服のサイズは合っていますか
  • 服が傷んでいませんか
  • ニオイがきつくありませんか
  • 靴は磨いていますか

洋服のサイズ感はとても大切です。普段はゆったりめが好きでも仕事用はしっかり身体のサイズに合わせましょう。
服にシワや汚れがあったり、ボタンがゆるくなっていないか確認しましょう。身だしなみは清潔感が肝です。また靴のかかとのすり減りにも気をつけましょう。参加者は講師が演台に移動するときなど目で追いますので、後ろ姿はしっかり見られています。

においについては、最近は柔軟剤や香水、除菌系スプレーの匂いに敏感な人が増えています。使用は避けましょう。無臭が1番無難です。

姿勢やしぐさについて

  • 背筋は伸びていますか
  • 手で顔や髪を触っていませんか
  • 腕組みをしていませんか

肩が内側に入っていると自信がない印象やだらしない印象を与えます。手でしきりに顔や髪の毛を触るのも落ち着きがなく自信がない印象。それを見ている受講者も集中力を欠いてしまいます。
演台まで移動する際の歩き方の姿勢にも気をつけましょう。

髪型について

  • 髪の毛は手入れされていますか
  • 髪の毛は整えていますか
  • 髪型は場にふさわしいものですか

髪の毛は、ヘアカラーをしている場合は根本が黒く変化しているだけでだらしない印象を受けます。
また、適量の整髪料をつけた方がまとまりがでてキチッとして見えます。ただし、講師として常識のある髪型にセットしましょう。

手元について

  • 爪は伸びていませんか
  • 爪は汚れていませんか

講師業をしていて案外に見られるのが手元です。
参加者を回って指導する場合や、資料を配布するときなど手元が目に入るからです。爪の手入れは女性の参加者だけでなく男性もよく気がつく箇所ですので、気をつけましょう。

表情について

  • 笑顔はできていますか

好印象を与える表情の代表が「笑顔」です。笑顔は下の歯は見せず、上の歯が6〜8本見えるように作ります。目は下まぶたを押し上げるイメージです。

笑顔にはさまざまなトレーニング方法がありますので、自信がない方は練習しましょう。

真顔になったときに、気の抜けた表情や険しい表情にならない訓練は必要です。もともと口角が下がっている方も表情筋を鍛えて意識的に口角をあげましょう。

鏡を見て研究するだけでなく、家族や友人に確認してもらうと良いでしょう。

聴覚38%:声はトーンよりも出し方

声については、高さや低さのトーンを意識するのではなく、お腹から出るしっかり通る声であることが重要です。

弱い声、小さい声は自信がなさそうな印象を受けるからです。自信がなさそうな声では説得力が出ません。セミナー内容の信憑性にも影響します。

参加者と最初に交わす挨拶は、しっかり気持ちを込めてお腹から出すハリのある元気な声で行いましょう。

筆者は店長職を務めていた経験がありますが、成績上位者は全員良く通る声で 声が聞き取りやすく、笑い声が大きいという共通点がありました。

また頻繁に咳払いをする癖や「え〜」など間(ま)を埋める口癖がある方は、改善しましょう。反復性のあるクセには嫌悪感を持つ受講者が多いです。

話す速度については、ゆっくりが良いという説もありますが、早口の人気講師はたくさんいます。早口の方が学習意欲が高まるという説もあります。声が通っていて聞き取りやすければ早口でも問題ありません。

自分の声に自信がない方やすぐに声が枯れてしまう方は、話し方セミナーやボイストレーニングを受講してみると良いでしょう。マイクの使い方を教えてくれるセミナーもあります。緊張すると声が震えるという方もトレーニングで克服することができますよ。

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まずは実践してみよう

さいごにメラビアンの法則と合わせてご紹介したいのが、社会心理学者ソロモン・アッシュが提唱した「初頭効果」です。
第一印象で受けたイメージは、その後も長く影響するというものです。

たとえば第一印象が「胡散臭い人だな」の場合、その後起こった事象を「胡散臭い」というバイアス(偏見)をかけて解釈してしまう、もしくは「胡散臭い人」に関連する情報にだけに注目してしまい無意識に集めてしまうのです。

最初に植え付けてしまった印象を挽回するには時間がかかります。

好意的な第一印象の作り方を実践して、参加者と良好な人間関係を築き、愛される講師を目指してくださいね。

「この人の話は聞いてみたい」「この人は信頼できる」という印象については講師プロフィールの書き方でもフォローできます。ぜひチェックしてみてください。

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