セミナーのアンケートを作りたいけど、どんな質問を載せたらいいのかな?
次回のセミナーに活用できるような質問ってあるのかな?

とお悩みのセミナー講師、担当者のみなさんへ。
本記事ではアンケートに載せるべき質問内容と、その活用方法を解説します。

前任の担当者が作ったアンケートを使い続けているだけで、実はどう活用して良いかわからないという方もぜひご覧ください。

どうせ回収率も悪いのでアンケートは重視していないという方には、アンケートの回収率を上げるポイントもお教えしますのでぜひ参考にしてください。
アンケートは宝の山です。やらないなんて、もったいない!

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セミナーアンケートは何を聞くべき?項目とその理由

セミナーアンケートの実際の質問内容と、その活用目的を解説していきます。

参加者の属性を知る

お名前と性別、年齢、職業、連絡先(電話番号・メールアドレス)を書いてもらいましょう。
これから聞いていく質問に対して、どんな属性の人がどんな回答をしているのかわかった方が良いからです。

「お客様の声」として、チラシやランディングページに掲載する際にお名前、性別、年齢、職業は非常に大事な情報です(写真も掲載可能なら最高です)。

アンケート回答内容はネットやチラシなどの媒体で掲載させていただくと伝える一文を添えましょう。
お名前の掲載確認については、「実名可能・イニシャルなら可能・掲載不可」から選択してもらいます。あえて掲載不可は外して、2つから選択してもらっても問題ないでしょう。

連絡先はセミナー終了後のフォローに活用します。

どの集客方法が効果的か知る

質問内容:このセミナーの開催を何で知りましたか?

セミナー参加者が、実際にどの媒体からの集客だったのかを知ることで、次回からの集客戦略を見直すことができます。

お金をかけていた広告からは、案外集客が少なかったことがわかる場合も。
有効な集客方法がわかれば、予算と使う時間の最適化ができますね。

実際に私がサポートしているビジネスセミナーの主催者さんは、会社宛てに送っているメールでの集客がほぼゼロだったことがわかり、逆にDMでの集客が多いことがわかりました。
現在はメールでのセミナー告知はやめて、DMとポスティングの紙媒体の集客に力を入れています。

自社や企画の強みを知る

質問内容:何が決め手となってご参加いただけましたか?(参加を悩んだ方はその理由も教えてください)

参加者は、不信や不安、不要などいくつかの「不のハードル」を越えてセミナー参加の決断に至っています。

参加を決めるきっかけとなった理由を聞くことで、自社の強みを再発見することがあります。主催者としては当たり前と思っていたことが、参加者にとっては重要だったりするのです。

決め手となったことは次回のセミナー告知の際に使う訴求ネタとなります。

逆に、参加を悩んだ理由も聞くことで、価格設定や開催日時設定など次回見直すべき項目も見えてきます。

参加者の悩みや課題を知る

質問内容:どんなことに悩んだり、困ったりして(課題があって)、このセミナーに参加しましたか?

セミナーを開催する意義は、お客様の困り事や悩み事を解決することですよね。

実際にどんな悩みや課題を持っている人がこのセミナーを選んだのかを確認してみましょう。

自社で設定していたもの以外が出てくることもあり、ニーズの掘り出しになります。

ここで出た回答は次回のセミナー告知「こんな方におすすめです」に加えて活用しましょう。

もちろん、新しいテーマのセミナー企画に発展することもあります。
会議室でペルソナをつくり案を絞り出すより、実際に見込み客の声を聞いた方が次の企画を成功させる近道になります。

キーコンテンツの掘り起こし

質問内容:今日のセミナーで印象に残ったことは何ですか?

セミナーの中で1番印象に残ったところを聞いてみましょう。
印象に残ったということは、受講者にとってとても重要な学びとなったポイントだったり、意外性があったポイントだったり、元々興味を持っていた事だったりします。

これをメルマガで取り上げてみたり、動画のプチセミナーで上げてみたりすると良い反応が得られたりします。

どんな効果や変化があったか知る

質問内容:今日セミナーを受けたことで、であなたにどんな変化がありましたか?

セミナーを受講したことで、どんなことが解決できたかを聞きます。

参加者が抱える課題がそれぞれ違うように、同じセミナー内容を受講しても解決できたと感じる事例もさまざまなものです。

ここで得られた回答は、「このセミナーで得られる効果」や「このセミナーに参加するメリット」として告知するネタとなります。

さらに、「受講者の声」としてそのまま掲載すると効果は絶大です。
わたしたちがネットショッピングでお客さまからのクチコミ(レビュー)を参考に商品を購入するのと同じように、見込み客がセミナー参加を決める動機にもなる重要なコンテンツとなります。ぜひとも記入いただきましょう。

セミナー集客ポータルサイトでも、セミナー参加者からのクチコミを募集して掲載しています。クチコミが多い主催者が人気の傾向があります。(もちろん評価が高いことが大事)集客するうえで、お客様からの声を集めることは必須だということがわかりますね。

この時、「今日のセミナーはいかがでしたか?」「セミナーの感想があればご記入ください」という質問では不十分です。
感動した、ためになった、来てよかった、という回答になってしまう可能性があるからです。

どんなことが解消・解決できたかという回答を得ることで、そこから新たなニーズを得られるのです。

ズバリ次回のネタを提供してもらう

質問内容:今後取り扱って欲しいテーマは何ですか?

潜在的な見込み客や隠れたニーズの掘り起こしも重要ですが、ズバリどんなことについて学びたいか要望や意見を直接参加者へ聞いてみましょう。

需要が多いセミナーを企画すれば、それだけ集客は楽になりますし、お客さまにも喜んでもらえます。

NPSを測定する究極の質問をする

質問内容:あなたはこのセミナーを親しい友人や同僚にどの程度すすめたいと思いますか?0~10点で点数を付けてください

今後の収益性に相関性が強いと注目されているNPSを測定するための質問です。顧客満足度を測定するよりも有効だと言われていますので、ぜひ取り入れてください。

この質問には、「上記のように評価された理由を具体的に教えてください」という質問もセットで表示しましょう。

まだ知らない方は必見!NPSについてはこちらの記事でチェックしてください。

アンケートの回収率を上げる方法

アンケートの回収率の低さは、主催側の「書いてもらえなくてもいいや」感と比例します。
こちらが回収したい意図をお伝えすれば、参加者はしっかり応えてくれるものです。

アンケートを書いてもらうのが申し訳ないなんて思ってはいけませんよ。
より満足度の高いセミナーを提供して、もっとお客様に喜んでいただくための施策なのですから。

ここでは、アンケートの回収率を上げる具体的な3つのポイントをお教えします。

シンプルで見やすく

アンケート用紙をパッと見た時に、文字がびっしり敷き詰めてあると「これを書かなきゃいけないの?!」と参加者が面食らってしまいます。

フォント(文字体)は読みやすいものにして、圧迫感がないように作成しましょう。用紙サイズはA4で1枚に収めましょう。

記入時間をしっかり設ける

アンケートを記入する時間を設けることはとても大切です。
当然なのですが、書く時間がないと回収することができないからです。

アンケートの回収率が低い主催者は「今日お渡ししている資料と一緒にアンケートもお配りしています。休憩時間などに記入していただきお帰りの際に回収ボックスへお願いします」という案内が多いのではないでしょうか。

休憩時間とは別にしっかりアンケート記入時間を設けましょう。
セミナーの一環として時間を設ければ、参加者全員が記入してくれますし、回答内容の質も変わってきます。

準備が良い方の場合、セミナー開始前に質問内容を全てチェックしてそれを考えながらセミナーを受講してくれたりもします。アンケート用紙は冒頭に渡してしまうか、あらかじめ机の上に配布しておきましょう。

講師や主催者が直接回収する

最後の仕上げは、回収方法です。
アンケート記入時間を告げる時に、「◯時◯分になりましたら、回収させていただきます」と伝え、講師もしくは主催者が机を回って回収しましょう。
この時、参加者に言葉をかけるまではいかずとも笑顔で回ることが重要です。

アンケートの回収を自分以外のスタッフに任せるときは、笑顔が素敵で感じの良いスタッフに担当してもらいましょう。

席を回るのが難しい場合は、アンケート記入が終わり次第解散という形にして、セミナー会場の出口でお見送りするスタッフに渡すよう案内しましょう。

この方法ならアンケートはほぼ回収することができます。

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次回のセミナーに活かせるアンケートをつくろう

セミナーアンケート項目をまとめると、以下の8項目(お客さま情報+質問7つ)です。

  • お名前と性別、年齢、職業
  • このセミナーの開催を何で知りましたか?
  • 何が決め手となってご参加いただけましたか?(参加を悩んだ方はその理由も教えてください)
  • どんなことに悩んだり、困ったりしてこのセミナーに参加しましたか?
  • 今日のセミナーで印象に残ったことは何ですか?
  • 今日セミナーを受けたことで、であなたにどんな変化がありましたか?
  • 今後取り扱って欲しいテーマは何ですか?
  • あなたはこのセミナーを親しい友人や同僚にどの程度すすめたいと思いますか?0~10点で点数を付けてください。また、その理由を教えてください
  • 質問が7項目以上になると、回答率が下がるというデータがありますので、増やしすぎないように注意しましょう。

アンケートで頂いた「お客さまの声」は、今後セミナーの告知や広告を作っていくときの1番重要ともいえる要素になります。また、セミナーをブラッシュアップしたり新たな企画をつくるアイディアの宝庫でもあります。まさにアンケートは宝の山、自社の財産です。

たくさん集めて活用し、より喜んでいただけるセミナーコンテンツを提供していきましょう。

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