セミナー告知やブログで画像を使うときに、ネットで”無料画像”や”フリー素材”と検索したことがありませんか?

今は無料とは思えないスタイリッシュな画像やハイクオリティなイラスト素材がたくさん出てきますよね。
ログインせず気軽にダウンロードできたり、テーマなどで絞り込んで画像検索ができて、とても便利で嬉しいサービスです。

でも、ご存知でしたか?
実はウェブサイトでフリー画像を利用し、損害賠償されている事例があるんです。

無料素材、フリー画像は本当に無料で利用できると認識して大丈夫なのでしょうか。
この記事では、告知媒体の制作やブログに画像を使う際に、フリー画像を利用することについての注意点を解説します。

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セミナー告知に無料画像を利用するときの注意点

フリー素材利用に関する訴訟事例の紹介

”無料画像”や”フリー素材”と検索するとたくさんの画像が出てきますが、”無料”で使用する場合には、守らなければいけないルールがあります。
これを認識不足で自身のウェブサイトに掲載したり、告知媒体に使用すると、訴訟問題になることがあります。

毎日新聞デジタル毎日2018年11月5日配信の記事でも確認できるように案外多くの訴訟問題が起こっています。

https://mainichi.jp/articles/20181105/k00/00m/040/130000c

「無料で検索したら出た画像だから無料だと思ってしまうのは当然だ」と主張すれば、賠償金の支払いまではしなくて済む、ギリギリセーフなのでは?という印象もありますがそんなことはありません。

画像についてよく調べずに利用したならそれなりのリスクがあるのは当然のことだ。利用する側には調べる義務がある。

という趣旨の判決が出て、賠償金支払いに至ったという事例もあるからです。

認識が足りなかった、知らなかったという理由だけでは取り返しがつきませんね。
無料素材について、しっかり学んでいきましょう。

無料画像を扱うサイトの種類について

無料画像サイトには、サイト運営者がすべての画像を精査し管理しているサイトと、サイト登録者が自由に画像を投稿しているサイトがあります。

サイト登録者が自由に画像を投稿しているサイトは、あまりおすすめしません。

「投稿した本人が著作権を放棄しているだけ」という可能性があるからです。
写り込んだものの肖像権使用許諾がなかったり、有料サイトからダウンロードした画像を勝手に投稿しているケースがあり危険です。

インターネット時代のための新しい著作権ルール”CCライセンス”とは

この画像を使いたいなと考えた時に確認すべき利用条件のことです。

クリエイティブ・コモンズという国際的非営利組織が定義したルールで、著作権を持つ者が”この条件を守れば私の作品を自由に使って構いません”と意思表示をしたものです。

その条件は、「使用は許可だけど加工は禁止」だったり「使用するときには帰属表示必須」など、どの範囲内で使用が可能なのか6段階に分けられ、それぞれ6つのマークで表されます。

今回は”条件付きで無料”より”基本的に無料”の画像の見分け方を解説したいので、その6段階の条件については詳しく説明しません。

手っ取り早く言うとCC0ライセンスの画像がおすすめ

CC0ライセンスとは前途クリエイティブ・コモンズが定義したライセンスのひとつで、”著作権保持者があらゆる権利を放棄した”作品です。

商用利用や改変が認められた、好きなように利用して良いよというライセンスです。
これぞ真の無料画像。ブログやウェブサイトに画像を使うならCC0がおすすめです。

ただし、クリエイティブ・コモンズオフィシャルサイトには以下の表記もあります。

作品の制作者や所有者が作品に対してCC0を適用すれば、法的な意味において、その作品は彼らのものではなくなります。その作品は、方法・目的にかかわらず、誰もがどんな形であっても使用できる状態になります。商用利用も可能です。 ただし、他の権利が残ってる場合や、作品の利用法による制約が発生することもあります。CC0は、「いかなる権利も保有しない」選択肢だと考えてください。

なんだか煮え切らない印象ですよね。
大きなプロジェクトにかかわる場合は、事前に弁護士さんに相談すると良いでしょう。

CC0でもこれは注意が必要という画像の見分け方

いくらCC0画像といえどもハッキリと人物の顔が写っている人物写真は避けたほうが良いです。

撮影した本人はCC0として提供していても、被写体である人物からは肖像権使用の許諾をとっていない場合が多いからです。

あきらかに明確な企業ロゴが入った商品の写真も同様の理由で避けましょう。

じゃあ自分で撮った画像はどうなのか

これまでの解説で、無料画像サイトなんて怖くて使えないと感じた方も多いことでしょう。
では自分で撮影した画像はすべて自由に利用することができるのでしょうか。

基本的には自身が撮った画像には著作権が発生しますので、一般的なウェブサイトやブログに掲載するのは問題ありません。

ただし、特定できる人物が写り込んでいる場合その被写体全員からの肖像権利用許諾が必要です。

また企業が特定できる有名な商品やキャラクター、ブランドロゴがメインで写り込んだ画像は、追加の著作権の対象となる場合がありますから注意が必要です。

おすすめのフリー画像サイト

ぱくたそ

画像の豊富さ、クオリティーの高さはもちろんですが、何より利用規約が日本語でわかりやすいです。
ユーザーが理解を深めて適正に画像を使用できるように、ここまでは良いよ、こうなるとNGだよと丁寧に説明してくれています。
誤った使い方をしないようユーザーを守ろうとするぱくたそさんの親切心と、フリー素材サイトとしての志の高さを感じます。

https://www.pakutaso.com/

Pixabay

 
国外のサイトですが、以下のように画像ごとにライセンスの表記があります。

サイト登録者が投稿した画像を扱うサイトではありますが、よくある質問ページに下記の表記があります。

Pixabayとは?
Pixabayは創作に意欲的なコミュニティであり、著作権フリーな画像や映像をお使いいただけます。すべてのコンテンツはPixabayライセンスにおいて公開されています。営利目的であっても著作者に対する許可やクレジットは不要で安全にお使いいただけます。

登録者が画像をPixabayに投稿した時点でPixabayライセンスで公開されると明記しています。※2019年2月現在

https://pixabay.com/

Pexels

Pixabay同様に国外のサイトで投稿型ですが、画像ごとにライセンスの表記があります。

以下も明記されています。※2019年2月現在

Pexelsにアップロードされた写真はすべてPexelsライセンスに基づいてライセンスされています。
これはあなたが個人的および商業的な目的のために無料でそれらを使用できることを意味します。

画像もおしゃれなものが多いですね。

https://www.pexels.com/

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まとめ

画像はセミナー告知やブログの投稿に欠かせないアイテムです。テキストだけの場合よりも目を引くことができるからです。
しかしその画像で訴訟トラブルになってしまっては大変です。無料画像やフリー素材にはルールがあることをよく理解して利用しましょう。

セミナー告知には、具体的にどんな画像を使うのが効果的かを知りたい方は以下の記事を参考にしてくださいね。

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